赤羽リハビリテーション病院は2013年(H25年)4月に都区西北部の赤羽の国立スポーツ科学センターに隣接した地に、東京都内では3番目に、巨樹の会回復期リハビリテーション病院の基幹病院の一つとして創設されました。赤羽リハビリテーション病院は開設以来11年にわたり、代々院長を中心として職員の尽力により、地域の患者さんばかりでなく、紹介いただいた大学病院や総合病院含む近隣の急性期病院から高い評価と信頼を頂いています。この評価を落とすことのないように、さらに急性期の病院との連携を強くし、お互いの機能を尊重し助け合う関係を作ることにより、一層質の高いリハビリテーション医療を患者さんへ提供したいと存じます。
近年高齢化が進む中、急性期病院の機能見直しと入院期間の短縮により、回復期リハビリテーション病院の役割が一層重要となっています。当グループの基本理念「手には技術、頭には知識、患者さまには愛を」のもとに、様々な段階の、種々の合併症を持った患者さんに対して、ふさわしい、適切な総合的リハビリテーション医療を実施するとともに、患者さんが楽しくリハビリを続けられるように明るい雰囲気づくりに努め、自らリハビリテーションを貫徹したい強い心を育てるリハビリテーションも行ってまいります。
皆様のご期待に沿えるよう、職員一同、尽力してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
赤羽リハビリテーション病院 院長
島田 和明
「患者一人ひとりに向き合う看護を大切にするということ」
回復期リハビリテーション病院は、脳血管疾患や事故などで障害を持たれた患者さんが急性期病院からの治療を終え、住み慣れた地域や自宅で障害を持ちながらも生活が送れるようにチームでリハビリテーションを提供するところです。
患者さんは、回復期で数か月間過ごすわけですが、その間に患者さん一人ひとりのその後の生活を見据えて、暮らしの場に戻れるのかを考え、支援・調整することが回復期の看護師の役割です。
リハビリ以外の時間は看護師が患者さんに寄り添い、回復期リハビリテーション病棟協会の「看護ケアの10項目宣言」を基に、患者さんの衣・食・住を支え、さらに患者さんが暮らしの場へ戻れるように、チームとして関わっていきます。
そのためにすることは、入院中の健康管理、心理的サポート、家族支援、などさまざまです。 特に、地域包括ケアの中、どうやって地域へつなぎ患者さんが自分らしく生きていくかを入院当初から、患者さん、ご家族とともに考え、意思決定をしてもらう。大切なのは、患者さんの選択です。その点をしっかり看護の視点でとらえ他職種と共有し、丁寧に関わる。患者さん一人ひとりに向きあい看護することを、看護目標にしています。
患者さんにとって、入院は通過点でしかありません。その先の生活を見据え、専門職として関わる、回復期看護の奥深く、やりがいのあるところだと感じています。
また、看護部では看護教育の面で、人間としても成長できるよう看護師の人材育成に力を注いでいます。認定看護師等の資格取得や、看護師のキャリアアップを支援し、現在、2名の認定看護師が活躍しています。
そして、とても大切にしていることは、働きやすい温かい職場、元気で明るく働ける環境です。 ワークライフバランスを推進し、仕事と自分自身のライフを楽しみ、仲間で助け合い、共によりよく生きる、 それが心に届く看護につながると思います。「働く看護師一人ひとりを大切に」を大事にしています。
是非、私たちと一緒に回復期看護、継続看護の楽しさを共有しませんか。いつでも歓迎いたします。興味のある方は、見学も随時実施していますので、気軽にお立ち寄りください。
赤羽リハビリテーション病院 看護部長
浅木 貴子